2006年8月18日

アリの観察キット

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子どもたちの夏休みも終盤ですが、この時期になると”自由研究”という課題が、親にも重くのしかかってきますね。(汗)
小4になる息子も毎年のように苦労してます。
そこで今年は、「(お手軽に)”アリの観察キット”でアリの巣穴作りを観察したい」と言い出しました。

ネットで調べると、

NASAがスペースシャトルの無重力空間でアリの巣穴作りを観察するために開発した
という、見た目にも涼しいきれいなブルーのゼリーを土の代わりに入れたアリの巣作り観察キットがあることを発見。
これなら、「親も楽できるし、インテリアとしても良いんじゃない。」と一瞬思いましたが、
しかし、価格が高すぎる!!。ナント3500円!却下です。
「これでは、自由研究の魂(?)を金で買った」といわれるぞ!。もっと素朴な研究をしなさい。」と言ってダメ出しをしました。
ところが、地元の巨大ホームセンターの店頭で類似品を発見。値段はナント800円弱!!
モチロン、即買いしました。
こうして息子の自由研究は、”アリの巣穴づくりの観察”に決定したのでした。


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さすがに、パチモンだけあって、前述の本家と比べ、ずいぶんとチープな感じがするのは否めません。
それでもなんか涼しそうでしょう?
この青い透明なゼリーは、説明書に従い、付属の計量カップで水と粉末を混ぜ合わせ、電子レンジで温めた後また別の粉末を入れて観察ケースに流し入れて、作ります。
たぶん、NASAが開発したものとは微妙に違うのでしょうが、まあ、それなりに手が掛かるので、息子はワクワクして作っていました。



その後は、アリを捕まえてきて入れるのですが、説明書には、”違う巣穴の働きアリを一つのケースに入れると、ケンカをして殺し合ってしまう”とありました。
そこで、”地面に砂糖を置いて、集まってきたアリが行列を作ったら、その一筋の行列のアリ(つまり同じ巣穴のアリ)だけを15匹以上捕まえて入れろ”とありました。
庭の隅に砂糖をこぼして、待つこと4時間。この日(8/14)は暑かったせいか、なかなかアリが行列を作りません。
それでも息子と娘は、ワクワクしながら粘り強く待ちました。

で、結局、息子と娘は、置いた砂糖とは無関係に行列を作っていたアリを別の場所で発見し、それを捕獲しケースに入れました。(笑)
小さなアリなので、50匹以上捕獲してみたと息子は言っていました。


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ゼリーの表面には、アリが巣穴を掘るキッカケになるように、5〜6ヶ所に爪楊枝で穴を開けておきます。
最初は、捕獲するときに指でつぶしてしまった(子供のやることなので・・・)アリをその穴に運んで、まるで埋葬しているようでした。

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最初の3日間は、あまり穴も掘らずにこの様に片隅に固まってミーティングをしていました。
作る巣穴の目指す方向性とか、チーム変成とか、役割分担とか話し合っていたのでしょうか?
とにかくこの状態が3日間ほど続きました。

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で、本日(8月18日)になって話し合いもまとまったのでしょうか、俄然アリたちが働き始めました。
ホンのちょっとだけ、穴が深く、広くなったのが判りますか?

働きアリ達は、実は思っているほど働きずくめではなくて、1日に6時間程度しか働かないそうですが、交代制で働くのか?、一斉にある時間だけ働くのか?
この土代わりのゼリー自体が餌なのだが、この中に飴の欠片などを落としたらどうなるのか?やっぱり行列は作るのか?
女王アリは居ないはずだけど、巣穴の中心はどうなるのか?
などなど、観ていると興味は尽きません。

子どもたちよりも、僕がだんだん楽しくなってきました。

”大人の自由研究”として、また、観察記録をエントリーします。

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