2006年8月17日

灯籠流し

P1010563.JPG のコピー

 土浦の亀城公園というところでの灯籠流し
 流す先は川ではなく、お堀なので、風に揺られてゆっくりと流れていく。
 僕は、土浦育ちだが、こんなお盆の行事があるとは、全然知らなかった。
 なんだか悲しい夏の風物詩。
 近年は、川に流した灯籠や供物が環境汚染につながるということで、川から海へ流すことは減っているそうだ。



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 土浦の灯籠流しは、”みたままつり灯籠流し”という。

 その年に新盆を向かえた家に、各お寺などからこの灯籠流しの連絡がある。

 家族は供え物や灯籠を持ってココに集まり、灯籠を流す。
 

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 家族は、灯籠に灯した蝋燭の火を見送り、故人を送るのだ。



 合掌。

蛇足)この亀城公園は、元々は土浦藩の土浦城本丸のあったところ。

 土浦城は霞ヶ浦に面した低地に堀を巡らせ築いたので、その姿が池に浮かんだ亀のように見えたところから”亀城”と呼ばれたそうだ。

 この城跡の公園内には、小さな市民プールがある。僕が小学生低学年の頃までは、未だ各小学校にプールが整備されていなかったので、夏になるとココのプールに市内の小学生たちは泳ぎに来た。

 公園内には夏だというのに、おでんの屋台が出ていて、プールの帰りに良く買い食いをした。冷えた身体に熱いおでんは、うまかった。

 最も、そのおでん代を捻出するために、帰りのバス賃を使ってしまい、約4kmの道のりを歩いて帰らなければならなかった。



 そんな思い出深いプールも、老朽化と需要の低下から、今年の8月31日をもって解体される。

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コメント

うほー亀城公園のおでん。。。なつかすぎですわい。
よく食べたなーおれも、うんで食べた後の串をおいてあるバケツに入れないとおでんやが怒るので、
「あれーまた洗って使うんだぜーきたねー、折って入れてやれ!」なんて悪さをしていたもんです。
もう、いないんだろうなーおでんやも。。。

たかっぱさん、こんちは。
この日はおでん屋は居ませんでした。
たぶん、この日だけでなく、もーいないんでしょう。
あっ、でも公園内の檻にはまだニホンザルが居ました。
昔は、カニクイザルとアナグマも居たような気がします。

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