2006年4月 7日

入学式

 昨日は、非常勤講師をしている専門学校の入学式、今日は下の娘の小学校入学式。

 入学式2連チャンだが、専門学校と小学校ではずいぶんと雰囲気が違うなぁ。って当たり前に思われるかも知れないが、僕が雰囲気違うなぁと感じたのはこんなこと。


 学校長や来診挨拶の後で拍手をするのが、何となく大人の世界では当たり前になっているが、小学校の入学式ではしないのだ。大人の世界になれてしまっている自分としてはなんか変。別に祝辞や祝辞を送った人に敬服して拍手を送りたくなっているわけではないのだが、慣れってのは恐ろしい。挨拶の後に拍手がないのは落ち着かない。

 専門学校の入学式では拍手していたが、その時も違和感を感じた。挨拶の後に拍手を始めるタイミングを知らせるため、司会者が率先して拍手をし始めるのだが、大人の会合の場合すんなり会場の拍手が重なる。それが専門学校新入生の場合、すんなり拍手しないのだ。たぶん高校までは小学校と同様に入学式や卒業式で拍手はしないのだろう。大勢の中で拍手など音の発することを率先してするのは恥ずかしいものである。(神式の地鎮祭の時に鍬入れの儀で「エイッ、エイッ」って大きな掛け声を出すのも恥ずかしい。)昨日は「何をかっこつけてんだよ。そこですんなり拍手をするものだよ、君たち。」と思っていたのだが、小学校の入学式で拍手をしないことを知り、これは大人になってから気づかずにすり込まれた習慣だったことに気がついた。

 日常行動が形式化しているなぁ。最近は、色々な講習会なんかの主催者挨拶とか、何にも考えずにとりあえず終わったら拍手してるものなぁ。

 今日は入学式の季節にしては寒すぎ。寒さに腹を立てながら、こんなくだらないことを小学校体育館で思っていたのであった。

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