2006年1月31日

”建築士のための指定講習会”のご案内

shiteikoushuukai

 建築士の信頼がガラガラと崩れてゆくような事件が世間を騒がせています。建築士などの国家資格の多くは、試験に合格すれば、社会や技術などの取りまく環境の変化に関わらず更新の必要もなく、一生使える資格であることもこれらの事件の原因であると思います。

 しかし、建築士法第22条1項で”常に建築士としての資質の向上に努めていかなければならない”と努力義務が言及されています。



 ということで、5年に一度は受講するよう国土交通大臣・知事指定の”建築士のための指定講習会”建築士会では行っています。茨城県建築士会では、本年度の2回目の指定講習会を3月9日に行います。茨城県内の建築士の方で過去5年以上講習を受けていない方は是非受講してください。詳細なプログラムと受講申込書はコチラ

 受講した建築士には受講修了証が発行されますので、家を建てよう、改修しようとお考えの方は、依頼しようとする建築士の方にこの指定講習を受けているか確認すると、勉強熱心な建築士か、そうじゃないかの判断材料の一つになると思います。

2006年1月19日

設計・監理は何のため?

 今日の国会参考人質疑で、スペースワンなる設計事務所の所長が陳述した内容に違和感と共に不快感を覚えたので、エントリーする。
 鉄筋コンクリートラーメン構造の梁スリーブの位置と補強等について、「監理者は関知しない」と言い、「設計図でもいちいち指示していない」と言っていた。挙げ句の果てには「大手ゼネコンだったら問題なく施工する。(つまり、監理者は検討も指示も確認もしない)」「型枠を組んでしまえば見えないので確認しようがない」と言っていた。
 僕は所謂、意匠設計者で、構造設計者ではないが、あまりにツッコミどころ満載なので、思わずテレビに向かって突っ込んでしまった。
 鉄筋コンクリート造の標準図にはスリーブ開口についての位置と補強筋の基準が記載されているのが普通だ。また、特記仕様書にはスリーブの径と箇所数・施工区分を明記する。少なくとも、これは普通のことであり、こんなことも知らないで設計事務所の所長とは呆れるし、その責任の元で設計監理された建物に多数の人達が居住しているのかと思うとゾッとする。
 今回の偽装問題は、倫理観の問題だと思い法律等による規制が強化されるのには反対していたが、この発言を聞いて、知識や能力の問題もあることに気づき、資格者たる建築士の能力についての法的な規制も必要かも知れない。
 それよりも、憤りを感じたのは、

続きを読む "設計・監理は何のため?"

2006年1月12日

水戸芸術館

mitogei01

 年末年始は、ライトアップ!
手持ちで撮影したので、ブレブレなのはご勘弁。

続きを読む "水戸芸術館"

2006年1月11日

ココは何処だ?

earlyamerica

 ココはどこ?
 と思うような風景に突然出くわした。
 とある大企業の大きな工場の外縁部に沿った道路を車で走っていて、カーブを曲がったらこんな住宅の建ち並んだ一角があった。

続きを読む "ココは何処だ?"