2013年5月 3日

かすみがうらマラソン2013 自分のための備忘録4(レース編03)

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↑オールスポーツよりデータ購入したので、自分のブログにアップできるようになりました。写真は,たぶん30㎞過ぎのヨロヨロの自分(爆)

さて、レース編の3です。中間点過ぎの下り坂を飛ばしすぎて、スタートから23㎞の公衆トイレで止まったあと、走り出したら足が攣りそうになったところから。。。

実は私、体重81㎏あります。体脂肪率も23%以上あります。

明らかにフルマラソンを走る体型ではありません。

冷静に考えると、体重が重いので重力による加速はつきやすいのです。それを勘違いして、おまけに折り返してきた4時間のペースメーカが見えたせいで調子に乗りすぎました。自分の筋肉の能力以上の着地衝撃を受けたツケが左足裏と右足ふくらはぎに来ちゃいました。

それによく考えると、4時間のペースメーカが見えたと言っても、向こうは折り返してきているので差は2㎞近くあったハズです。約12分の差です。そんな簡単に追いつくはずがないし、僕はスタートまで11分かかっているので、ネットタイムで考えるとそんなペースアップしなくても良いのです。

幼稚園生並みの計算が出来なくなってました。。。。

ともかく、23㎞過ぎの步崎淡水魚水族館前のエイドステーションを出発してからは、力を入れて踏み込もうとすると,足が攣りそうになるので、ストライドを狭く回転数を上げて行くしかありません。ガーミンとにらめっこしながら5分40秒/㎞を切るように上げて行きます。

トイレストップの間に抜かれた4時間30分のペースメーカー(ちょっとペース早すぎだろ?)をすぐに追い越し,必死のちょこまか走りで5分30秒/㎞まで上げて行きました。

この時点ではまだ4時間切り(ネットタイムですよ、もちろん)をあきらめてませんでした。

しかし、25㎞のエイドステーションを過ぎたあたりから,今度は股関節周りの筋肉に痛みが、、、、

もうどうにもペースを上げられなくなっちゃいました。(でも,翌日以降に筋肉痛が大して出なかったので、ただのヘタレです。たぶん、普通のランナーなら気合いでペースキープ出来る程度の痛みかも?)

結局25㎞過ぎでサブ4への気持ちが折れちゃいました。。。。

でも、悪いことばかりではありません。実はココまでは沿道の応援の方やエイドステーションのボランティアの方、私設エイドの小中学生・おじちゃん・おばちゃんに全然意識がいってませんでした。

ランナーは走っているので結構寒くはありませんが、季節外れの冷たい雨の中、何時間も立ち続けて声をかけ続けてくれているこの方々は、すごく寒く大変だったことに今更ながら気がつきました。

声援には「ありがとう!」と応え、子供たちには手を振りながら,走ることにしました。

傘を差して自分の家の門の前にしゃがんで手を振り続けていたオバァチャン、ありがとう!最後までがんばるよ。。。

28㎞過ぎでいただいた梅干しはホント助かりました。酸っぱかったハズだけど,甘かった!

グレープフルーツの手渡しもありがたかった。

レンコンの天ぷらはちょっと食べるのがつらかったけどおいしかったよ。

30㎞過ぎで聞こえた恒例の「ロッキーのテーマ」は力が湧きました。

10㎞過ぎで応援してくれていたオジサンが35㎞過ぎでまた大声で叱咤激励してくれたのにはびっくりしたよ!

40㎞あたりでもらった飴は何味だかわかんなかったけど美味しかったです。

降り止まない雨と寒さで例年よりは私設エイドや応援の方々が少なかったと聞きましたが、このように充分暖かいマラソン大会を堪能させていただきました。本当にありがとうございました。

僕の走りの方は、30㎞過ぎでまた4時間30分のペースメーカーに追いつかれ,しばらくは付いて行きましたが、結局はちぎれちゃいました。もうあまりペースは見ないで走っていたんですが、ガーミンの記録を確認すると、28㎞過ぎからはほぼ2キロごとにエイドに寄ったりしてちょっと歩き、その間は5分50秒/kmから7分/kmのあたりであまり一定してませんでした。

ゾンビにはならずに走り続けることだけを考えてました。なにせ止まっちゃうと体が冷えて余計につらくなるのが怖かったのです。これは正解だったと思います。あきらめて歩いていたら,絶対にゴールできずに途中でバスに乗っていただろうなぁ、、、。

このあたりになると、コース上の距離表示とガーミンのGPSでどうしても残り距離数を計算しては,その残り距離をスタートからの距離と重ね合わせて「あとあんなにあるのかぁ、,,」と引き算の考え方をしまいます。ネガティブな考え方は悪いことはあっても良いことはありません。

ですので、「ああ、こんなに楽しいレースもあと○○㎞で終わっちゃうのか!もっと楽しみたいなぁ」と考えるように自分に言い聞かせながら残りを刻んでいきましたよ。これは良かったです。ペースは思ったように上がらなくても、あまり焦らずに落ち込むこともなく走れました。

30㎞過ぎからは、女性ランナーや年配のランナーにゆっくりじんわり抜かれますが、同年代やもっと若い方々でも歩いてる方が多くなりました。遅くても走り続けていれば、抜かれたランナーが歩き始め、やがて抜くことも多くなりました。

たぶん、4時間から4時間30分ぐらいのランナーの終盤はこんな感じなんだろうなぁ。。。

霞ヶ浦湖畔の集落をたどる細い道から田んぼの中の新しい道に出てすぐに39㎞の表示が!

あと3㎞ちょっとです。いつもの練習のスタート直後なら体が温まるちょうど良い感じになる距離ですが、相変わらず攣りそうになってはスピードを落としストレッチを繰り返す状態なので無理はしませんでした。

広い道路を左折するとあとちょっとで40㎞。左折する手前で少し念入りにストレッチし、腰のペットボトルにわずかに残ったVAAMウォーターを飲み干し、一口塩羊羹を食べ、最後の一踏ん張りに気合いを入れ直しました。もうここからはノンストップで行きます。

40㎞地点で道路の中央分離帯で飴を手渡ししていた若い女性に気をとられ(笑)、ちょっとペースダウンしましたが、徐々におそるおそるペースアップしていきました。

残り1㎞を切って左折して川に突き当たり右折し川沿いに進みまた左折し橋を渡った頃には5分40秒/kmまで上げていけました。

さらに左折しちょっと行くと陸上競技場の入り口です。ゴールは陸上競技場のメインスタンド前。陸上競技場に入るともう目の前にゴールが!!

最後は全速力です!その時点で出せるだけのスピードを出しました。ガーミンの記録によると最後は4分45秒/kmのペースでゴールでした。(あれ?やっぱり,攣るとか痛いとか言ってたのは、ただの根性なしだったのか?)でも、オールスポーツの撮った写真を見ると競技場入り口で後ろにいた人がゴールでは前にいます。僕よりもっと速いペースで最後はゴールできる人がいくらでも居るのね。。。


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↑最後の力走!心なしか顔が笑ってる。。。


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↑そしてゴール!!!!!!!!

で、完走タイムは,ネットタイムで4時間18分23秒。グロスタイムで4時間29分25秒でした。(ギリ、グロスでもサブ4.5)

あれ?30㎞過ぎでちぎられた4時間30分(サブ4.5)のペースメーカーは?たぶんグロスで4時間20分ぐらいでゴールしたのかなぁ??早すぎでしょ。。。

ゴール後順路に従いアミノバリューをもらい,そのまま進みタグと引き替えに参加賞をいただき,記録証の発行をほんのちょっと待ち、記録証をもらいます。記録証に5㎞ごとのラップがでているのは、素直に現代の情報処理技術のすごさを感じました。

順路に沿ってナンバーごとにブロック分けされた荷物預かり所のテントに行き預けた荷物を受け取りました。僕のナンバーのブロックのテントは誰も並んでいなかったので、スムーズに受け取れました。まだ少し冷たい雨が降っていたので、スムーズに受け取れたのは助かりました。

着替える場所を探しうろうろしていると、まずペットボトルの水とバナナをいただき、それからお土産の地元名産のレンコンを練り込んだ「レンコン麺」と疲労回復のサプリ「キョークルン」を手渡されました。僕は実家が土浦なので、何回もレンコン麺食べてます。好きですレンコン麺!

キョークルンもマンゴー味のソフトな食感のサプリで飲みやすかったです。もしかして筋肉痛があまり出なかったのは、マラソン後30分以内に飲んだキョークルンのおかげかも?

着替えは,誰もこんなオッさんの裸見たくないだろ、って感じで同年代の男性の方々の多くが着替えをしている野球場のバックネット裏でささっと済ませ、アミノバリューを飲んで靴下を脱ぐと,両足の小指上外側が血豆になってました。やっぱり5本指ソックス履いておくんだった!!

正直に言えば、何ヶ月も前から密かに4時間切りを目標に練習をそれなりにしてましたので、それに中間過ぎの下り坂で大失敗してしまったのが判っていたので、完走の達成感よりも悔しさが残りました。

リベンジします。「つくば」か「かすみがうら」で、、、、

大会会場を早々にあとにして、今朝着替えとトイレの秘密の穴場を教えてくれたF先輩の店へ。そこで同行したFさん、Iさん、Mさんと待ち合わせです。

もう今日は、カーボローディングとか,減量とか考えなくて良いので、食べたいものが食べられます。でっかいハンバーガー2ヶとポテトのセット食べちゃいました。

その後4人で駅前の居酒屋で反省会です。本当に反省しました。減量不足と下り坂と調子に乗りやすい性格と学習能力の無さと諸々。。。。

反省会楽しかったよ!Fさん、Iさん、Mさん。また一緒に走りましょうね!

でも、こうやってレースから1週間以上経ち振り返ってみると、記録をあきらめた後半がつらかったけど,楽しかったです。

沿道の応援や私設エイドなど協力・盛り上げてくれた皆さん、ボランティアや運営の皆さん、例年にない悪天候の中、準備や後片付けなども含め、走ったランナーよりも長時間に渡り大変だったと思います。本当に,心からありがとうございました。

ふぅーっ、やっと終わった!!(完)

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