ものぐさガーデニングのススメ
"ものぐさガーデニングのススメ―失敗続きのガーデナーが最後に開く本" (ゼンヨージ ススム, 斉藤 吉一)
僕にとっては、目ウロコの本!
のっけから
植物の面倒を完璧にできる人はおそらく100人に1人。あとの99人は、たいてい「ラクしてできないかなぁ」と思っている「ものぐさガーデナー」なんです。 本書はそんな圧倒的多数派のあなたに贈る、 「めんどくさがり屋さんのための」ガーデニング教書です。
とある。
僕も生来、めんどくさがり屋である。そんな僕が最近、庭いじりに急激にハマっているのだが、「自分が気持ち良くなりたいから庭を手入れしているのか、庭を綺麗にするために苦労しているのか」判らないような状態になっている。特にこの時期は、すぐに雑草は生えるし、葉っぱを食べちゃう虫たちも飛んでくる。花が咲いたらその後に花柄摘みもしないといけない。バラなんてシュートがどんどん伸びちゃうから、それを誘導しなくちゃならない。相当に忙しいのである。楽しんでの忙しさなら良いのだが、最近は義務感に駆られての楽しくない忙しさなのである。
「こんなに頑張らなくちゃならない”庭いじり”では長続きしないよなぁ。毎年続けるのは無理だよなぁ」なんて考えているところに、この本に出会ったのだ。
ガーデニングにかける時間は、「起きている時間の0.1%」1日1分、1週間で7分。これが負担にならずに長く続けられる時間だそうです。今の自分は1日10分以上、場合によっては30分以上かけている。それも朝のうちにしなくてはいけないので、結構な負担。
また、庭いじりの黄金比率、「やる」と「見る」は2対8だそうです。
植物の持つ「生きる力」を信じて、ただの世話焼きやさんにならずに、見守り、必要なときに手をさしのべる愛情を持つこと。つまり8割はボーッと眺めること、そして気づいたこと手を加えたいことを2割だけすることだそうです。「水や肥料のやり過ぎはダメ」とは色々な園芸関係の本にありますが、あまり具体的でなく、ついつい水や肥料を与え過ぎていたカモ?「やる」と「見る」を2対8と言われると気も楽になるし、感覚的に判りやすい。
子育てや夫婦の関係、仕事、地域のつきあい、等々、何にでも当てはまるようなことです。
上手く表現できないけれど、そんなことを庭いじりをネタに教えられるような本です。
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