2005年11月11日

Mistaken Identity


"Mistaken Identity Collection" (Kim Carnes)


 最近、iTunesでヘビーローテイションしているキム・カーンズです。ハスキーなボーカルとアコースティックなバックが、何となく元気が出ます。
 "Collection"といっても、1981年の全米年間第1位のヒットアルバム(だったような記憶)にそれ前後のヒット曲を6曲追加したアルバムだそうです。「だそうです」と云っているのは、僕が持っているCDは、元の"Mistaken Identity(1981年)"の方で、それをiTunesに取り込んで聞いています。本当はそのジャケットをアップしたかったのですが、AMAZONで検索したらコチラしか見つからなかったのでこうなりました。
 アルバム全体は、良くは知りませんが、1980年代のアメリカの雰囲気が漂う感じです。ブルース・スプリングスティーンが歌ったように、「イケイケじゃないアメリカ、巨大だけれども独善的になる前のアメリカ、自らの分裂に気づきはじめた頃のアメリカ、それでいて前に進もうとする力があったアメリカ」というような匂いがします。

 1曲目は、当時爆発的にシングルヒットしたBette Davis Eyesです。力強いドラムのリズムとハスキーなボーカルが何となくやる気を出させます。何というか、夏の朝の感じです。2曲目のHit&Runと8曲目のDon't Call It Loveも同様な感じの曲です。
 5曲目のDraw Of The Cardは、うって変わって僕の持っているアルバムジャケットの写真(銀髪で黒いパンツスーツのキムカーンズがスポットライトを浴びて立っている)が連想させる魔女的な曲です。
 僕のお気に入りは、10曲目のMy Old Palsです。ピアノ伴奏ではじまり、途中ストリングスを加えながら最後はピアノ伴奏でゆっくりと流れる古い友達を歌った曲は、アルバムラストの曲として泣かせます。(Collectionはこの後に6曲ありますが、アルバムの曲構成としてはどうなんだろうか?)
 
 僕のアンテナが性能悪いせいか、キム・カーンズの名前はしばらく聞かなかったんですが、2004年に久しぶりにChasin Wild Trainsというアルバムをリリースしているようです。iTunesのMusic Storeで視聴してみたら、声も曲調も全然変わっていませんでした。

 それにしても、僕の持っているCD(1981年)のジャケットよりコチラのジャケット(1999年)の方が写真が若いのは何故?

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