2005年9月18日

三上建築事務所 創立71周年記念

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 昨年の6月まで在席した三上建築事務所の創業71周年記念祝賀会が、9月17日に開かれた。
 何故、71周年という中途半端な区切りかというと、この日が現在の所長、三上清一の数え80才の誕生日であり、設計事務所として第3ステージに入る区切りということからだと思う。

 第1ステージは、まだ、設計事務所という職業が日本で認知されていない時期に、創業者の三上清美が建築設計監理を専業とする事務所を築いた時期。
 第2ステージは、高度成長期からバブル崩壊までの時代に三上清一が茨城という地方に根付きながら、地方に閉じ籠もることなく、設計事務所としての職能を追求した時期。
 だと、僕は、元一所員として考えている。

 第3ステージは、成熟というと聞こえがよいが、いささかマンネリ化した感のある設計事務所を、リセットし新たな地平を目指す時期だと思う。(僭越ながら、思ったことを書かせてもらってます。)

RIMG0014_resize2また、先日、三上清一は、日本建築家協会の名誉会員として賞された。本人曰く、正確には「名誉会員と称することを許す、と書いてある。」だそうだ。これは、地方の建築家としては異例だと思うし、元所員として、素直に誇らしく思う。

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 今回の祝賀会に出席したOBは総勢90名以上。地方の設計事務所としてこれは驚異的なことではないだろうか。遠くは台湾、韓国、対馬から出席された方もいた。(三上は早くからアジアに着目し、アジアからの留学生を広く受け入れ、その方たちが今、本国で活躍している。)

 僕は、不肖の弟子であるが、自分の出自の事務所の祝賀会に出席し、これからも”精進せねば”と思ったしだいである。

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コメント

お疲れ様でした。

写真があったらいだたけますか?

だから君もJIAの会員になって職能のために努力したまいっ!

JIAへ入会することを誓います。でも、僕みたいな者が建築家協会員ってのはどうなのかと、・・・。建築家?

建築家というのは専業の建築設計者のことですけど、何か?
↑考えすぎなんだよ、職業の種別じゃないの。
まあ、冗談はさておき、三上先生のとこいて職能倫理ない、なんてことはないでしょ?
ごちゃごちゃ言わないで加入したまえ。
・・・でないと潰れちゃう>JIA。

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